仔犬をご紹介する時期

お勉強してみました。

正直、今回のアンケートを配布させていただいた翌日にインターネットで生後6か月引き渡しと言う週刊新潮さんの記事が
LINEから送られてきて なんだろう?あれ?前回の愛護法改正の時にも、保護団体の一方的な意見が通されて57日からのお引き渡
しとなったのですが、57日からを初めて、仔犬もしっかりして安心してお引き渡しに望めるので、文句は言いつつよかったと、また
もう少し遅くてもいいのかな?と皆様のお声を頂いているところでした。

今まで、一般の方も、ブリーダーも曖昧なまま仔犬を紹介したり、家族に迎えしたりという状況ではありましたが
今回、私なりに調べたものをこちらに掲載いたします。考え方は十色なので、押しつけでもなく、犬にも 飼い主様にとって
もベストな1歩が歩き出せるように、子犬選びの1つの情報として個人的に行ったアンケートの結果と合わせて見てください。

新生子期(出生~2週)

生まれて10日ほどの子犬は、目も耳道もふさがれていてこの時期の仔犬や子猫でも、仔犬に比べれば学習速度はおそいが、0ではないと言う

生まれて6日齢から人に育てられたオオカミの子と生まれて15日齢以降から人に育てられた

子を比較すると、6日齢から人に育てられた子は人間に対して信頼感や友好性が強くなると言う報告もある。

移行期(2週~3週)

新生子期の延長戦時期でもあるが、この時期から自分で少しずつ動き出し、親のご飯に興味を持ち、ヨタヨタしながら、兄弟や親との少しのじゃれあい等が始まるという時期になるようで、人で言う1.2歳といったイメージでしょうか。

社会化期・臨界期(4週~13週)まずは、臨界期ネットで調べてみました。・・臨界期とは?

動物はそれぞれ親から受け継いだ遺伝子を持っていますが、その遺伝情報は刺激がなければ正常に機能することはできません。
臨界期は、遺伝子が正常に機能するための刺激を受ける、一生に一度の大切な時期です。

また臨界期とは、脳の中で記憶したり感じたりする神経回路(ニューロン)が外からの刺激により集中的に作られたり、
回路の組み替えが盛んに行われる、感受性が豊かな限られた時期です。「視覚の臨界期」「聴覚の臨界期」など、それぞれの機能ごとに「臨界期」が存在します。

社会化期(DomesticDog) 幼い人で言う2.3歳の頃から多くの人、猫、子供、犬と、沢山の異種と触れ合うことにより積極的な社会行動が維持される。
例えば、仔犬の警戒心のない時期からサルや猫、人に触れる機会、生活音、同種、異種も含む動物との触れ合う関係の中から教えるのではなく自然に学んでいく期間のことのようです。(本書によると社会化期における経験の種類によって、若い動物の将来のパートナーが決まるばかりではなく、
自分が属していると判断する動物種さえも限定される。 特には、頻繁な接触や長時間の接触は必要ないことも報告されている。
また、仔犬は特定の場所に対して愛着を形成するものとも思われている。局所化現象)
(この時期の子犬はその環境に存在する生物的要因と非生物的要因のいずれに対しても愛着をもつ)

人と社会的接触を図る時期を2.3.5.7.9週齢に分けて、14週齢までの生体の隔離実験等で、不快刺激を与える等の様々な角度から行ったと書かれており、
結果4~5週齢までに確実な進歩が観測され、3~5週齢では見慣れぬ人間に近ずいて社会的接触を図ろうとする。
3~5週齢ではほとんどの仔犬は優しく扱う実験者に対して恐怖心を抱かなくなる。
が、この時期を過ぎると見知らぬ人や初めて経験する場所に不安感や恐怖感を抱くようになる。

12週齢を過ぎてくると、見知らぬ人間や場所に対して恐怖心を抱く反応が認められている。
また、6週齢頃から8週齢に子犬を初体験の状況下に置くと子犬の心拍数と苦悩に満ちた鳴き声えを発する度合いが最高潮に達する傾向が認められている。

第二の感受期(人で言う反抗期) インターネット引用 早い子では生後4か月から平均6か月

犬の反抗期は大きく分けると3回あり、第一次反抗期は生後6カ月〜10カ月のころにやってくる最初の反抗期です。
(生後半年くらいになるとわんちゃんは自己主張をしたがります。人間でいうと思春期のようなものでしょうか。思春期の犬の気持ちは複雑です。自我が芽生えてきますし、今まで聞いていた言うことも聞かなくなる子が多い。世間には敵もいるということを学ぶ時期ですので、犬自身も悩み、さまざまな問題行動を起こします。(Internet検索でとても多い回答として一部抜粋したもの)

検索した結果や、DomesticDogにも書かれているように、ほとんどのものに、生後5.6か月からは人の子で言う反抗期に入り、
犬自身も感情のコントロールが難しく問題行動を起こすようになっている子が多いようです。

また、この本を読みながら、当犬舎の仔犬時期を追って振り返ってみると、確かに赤ちゃん時期まで、誰にでも尾を振って愛想を振りまいていた子が、ある時から、いつもお世話をしている人には変わらず、たまに顔を見せて手を出す私が行くと、サーっと引いていてサークルの奥に方に隠れる子が多いようです。その時期、生後3か月を超えた子が多い様に確認しました。

上記の事やブリーデンぐ経験の中から愛DOG内で協議した結果、57日~75日が第2社会化期(親と離れて新しい  人でいう保育、幼稚園に通う時期)
この時期を人と触れて一緒に、歩みだすベスト月例と考え
仔犬のお引き渡し時期は新しい飼い主様とご相談をさせて頂きながら決めさせていただくことと決定いたしました。